大神様の神の子として、この日の本に生まれ出た赤ちゃんが初めて口にする食事の膳です。生後百二十日目に行われますが、初(う)ひ膳には赤飯に焼き魚、それに小石が添えられます。これは百日目頃が丁度赤ちゃんの歯が生え出す頃であり、「歯固め」の特別の小石です。
お喰い初め膳は、お子様のお健やかな成長を祈り、また一生食べ物には困らないようにとの親御さまの願いを込めて大人と同じものを食べさせる、言わば大人への仲間入り始めの一歩となる大切なお祝いの御膳なのです。