神社のおみくじって本当に当たるの?
おみくじの正しい引き方や注意点は?
我々日本人にとって、神社はとても身近な存在ですよね。
初詣の時や、月の替わり目・重要なイベントの前・叶えたい願い事がある時など、私達は神社へ行き神様に祈りを捧げるでしょう。
さて、そんな神社に行くとつい引きたくなるのが「おみくじ」ですが、おみくじのことを我々はよく知っているようで、由来やルールなど実はあまり解っていないのではないでしょうか。
そこで今回は、神社で引けるおみくじについて詳しく解説していきます。
当たる人の特徴、当たらない人の特徴についても、解説していきますよ!
- 神社のおみくじは、元々国の重要事項を決めるために使われていた
- 神社で大吉を引きやすい人は、それを当然だと思っているという特徴がある
- おみくじは、手を清め、参拝をした後で引くのが正しい手順
- おみくじは、目標や叶えたいことを願いながら引くと良い
- おみくじを引く回数や、持ち帰るかどうかについて、厳密なルールはない
神社のおみくじの由来
神社のおみくじと言えば、参拝客が一年の流れや、今後の展開を占うために引くイメージがありますよね。
ただ、元々おみくじは政治の方向性や統治者の後継など、国の重要事項を決める際に用いられていました。
くじびきの結果は、我々人間にはコントロールできないため、神の御意志を図るものとして重宝されてきたのです。
寺社仏閣に置かれている現在のおみくじの原型は、京都にある比叡山の「元三大師堂」において発祥したと言われています。
おみくじは、ただの遊びや運試しではなく、国の方向性を決める、神聖なものだったのですね!
神社のおみくじの種類
おみくじに書かれている文言の種類は各神社によって微妙に違いますが、一般的なものは次の7種類によって構成されています。
- 大吉
- 吉
- 中吉
- 小吉
- 末吉
- 凶
- 大凶
おみくじの種類 | 意味 |
---|---|
大吉 | 何もかもが望み通りにうまくいき、常に順風満帆で、人とのご縁や金運にも恵まれる。 |
吉 | 幸運に恵まれやすく、心身ともに健康で、心穏やかに過ごすことができる。 |
中吉 | 基本的に良い運勢となっており、努力次第でさらに運勢を好転させられる。 |
小吉 | 特別好運気というわけではないものの、多くを求めなければ安定を望める。 |
末吉 | 末広がりな運気であるため、今は暗かったとしても、今後に期待ができる。 |
凶 | 気を引き締めた方が良いという注意喚起であり、決して悪いことが起きるわけではない。 |
大凶 | 挽回のチャンスを待てという意味だが、かなり珍しいため、逆に幸運と捉える人もいる。 |
神社のおみくじは当たる?
神社のおみくじで大吉を引きやすい人、またおみくじに書いてある通りになりやすい人について、以下の通りまとめてみました。
- 当たる人の特徴
- 当たらない人の特徴
詳細について、解説していきます。
当たる人の特徴
おみくじで最も幸運とされる「大吉」を引きやすい人は、「自分は大吉を引くのが当然」と思っている傾向にあります。
そのため、本来は珍しいはずの大吉を、何年も連続で引いたり毎年引いたりするのです。
また、書いてあることが当たりやすい人は、素直な性格をしていて潜在意識を自分で簡単に書き換えることができる人です。
おみくじそのものに予言の能力があるというよりも、おみくじに書いてあることを素直に信じるからこそ、その通りの展開になっていくと言えるでしょう。
良いことが書いてある時だけ、おみくじを信じる人が最強!というわけですね。
当たらない人の特徴
おみくじで大吉を引きづらい人は、自分がおみくじを引いても「どうせロクな結果が出ない」と思い込んでいる傾向にあります。
神社は神秘的な空間であるため、「こうなるだろう」と信じていることがそのまま叶いやすいのです。
また、おみくじに書いてあることが全く当たらない人は、そこに書かれている文字を「偶然目にしただけであって、自分とは何の関連性もない」と、潜在意識で無意識に思っている傾向にあります。
非科学的なことや、不思議なシンクロ現象は起きないと信じ込んでいるので、おみくじの結果も当たらない方向へ展開しやすいのです。
悪い結果は、無理に信じなくて良いでしょう!
神社のおみくじの正しい引き方
神社でおみくじを引く時には、正しい手順がありますので以下にまとめました。
- 参拝をした後に引く
- 手水で清めた後に引く
- 目標や叶えたいことを願いながら引く
詳細について、解説していきます。
参拝をした後に引く
神社へは、色々な目的を持って行くでしょうが、最初に必ず参拝をするようにしてください。
友達の家へ遊びに行った時に、まずその家の人達に挨拶をするのと一緒です。
おみくじを引くのも、社務所でお守りを買ったり絵馬に願い事を書いたりするのも、全て参拝の後で行うようにしましょう。
うっかり参拝の前におみくじを引いてしまったからといって罰が当たるわけではありませんが、神様への礼儀として心得ておいてください。
順番を間違えてしまった時には、手を合わせ、心の中でそっと神様に謝りましょう。
手水で清めた後に引く
神社へ参拝に行く場合は、何をするよりも前にまず手水舎で手を清めます。
これもまた、友達の家へ行った時最初に洗面所を借りて手を洗うのと同じです。
手には、外の世界の見えない汚れがたくさん付着していますから、汚れをつけたままで神様のいる聖域へ立ち入らないようにしましょう。
最近では、感染症対策で、手水舎の利用そのものが中止されていたりしますが、その場合はアルコール消毒をするなど、各神社のルールに従ってください。
今の時代は、どんな事態にも対応できるよう、小さなアルコールスプレーを常に持参しておくといいかもしれませんね!
目標や叶えたいことを願いながら引く
おみくじを引く時には、漠然と引いても良いですが、より的確な答を知りたい場合には、目標や叶えたいことをイメージしながら引くと良いですよ!
心の中に決めていることがあると、おみくじを引いた時にもどの部分が特に強い自分へのメッセージなのか、わかりやすく光って見えるでしょう。
一つのおみくじの中にも様々なメッセージが書かれているので、本当に必要なメッセージがどの部分なのか見極めることはとても重要です。
叶えたいことをイメージして引いたおみくじの結果が大吉だったら、さらに気分も上がるでしょう。
「願い事」という項目が、おみくじの中にピンポイントで設定されているケースもあります。
神社のおみくじに関するよくある質問
神社でおみくじを引く際、多くの人が疑問に感じることをまとめました。
- おみくじは何回引いても良いですか?
- おみくじは引いた後持ち帰っても良いですか?
- おみくじの期限はいつまでですか?
詳細について、解説していきます。
おみくじは何回引いても良いですか?
おみくじを引きたくなった時には、基本的に一回だけ引くのが本来のルールであり、二回以上引いたとしても、最初に引いたおみくじの結果が有効であると解釈してください。
ただ、それはあくまでも目安であり、厳密に存在しているルールというわけではありません。
一回目に引いたおみくじの結果にどうしても納得がいかないのであれば、二回目以降に引いたおみくじの結果こそが、本当の結果であると解釈を書き換えたってOKでしょう。
それで怒る人や、損をする人は誰もいませんし、あなたが良い気分になれるかどうかそれこそが最も重要なポイントですからね!
同じ神社で何回引いてもいいですし、違う神社をハシゴするのもアリでしょう。
おみくじは引いた後持ち帰っても良いですか?
おみくじは、引いたらその場で、境内の木や専用の紐にくくりつけて帰るのが本来のルールです。
ただ、大吉を引いたり、嬉しいことが書いてあったり、おみくじのデザインが可愛かったりしたら、持ち帰りたい!と感じることもあるでしょう。
こちらに関しても、厳密なルールは存在しないと考えてください。
おみくじを持ち帰った方が運気が上がる!と感じるのであれば、遠慮なく持ち帰りましょう。
大吉のおみくじ結果を、財布の中に入れている人もいますね!
おみくじの期限はいつまでですか?
おみくじの期限は、基本的に引いたタイミングから一年です。
ただ、その神社にもよりますし、あなたがどのような思いを込めておみくじを引いたかによるでしょう。
また「次におみくじを引くまで」が期限、という考え方を採用するのもアリです。
自分の中で、最も腑に落ちる説を採用すれば、それで良いでしょう!
一年以上経っているおみくじの用紙は、古いエネルギーを放ちますので、良い結果だったとしても、返納しに行くことをおすすめします。
神社のおみくじに関するまとめ
神社で引くおみくじに関する、由来やルールや注意点などについて、解説しました。
今すぐ、近くの神社へおみくじを引きに行きたくなった人もいるのではないでしょうか。
おみくじの結果が良くなかったからといって、落ち込んだり希望を失ったりしないでくださいね。
大吉かどうかにこだわるのではなく、自分の運勢を良い方に向かわせるためのヒントが書かれているかもしれない!そんなつもりでおみくじを引くのが良いでしょう。
大宮八幡宮の紹介
大宮八幡宮は、主祭神である応神天皇とその父母を祀る神社。
御祭神に親子三神を祀ることから、とくに子育て・安産に御利益があるとされている。
また、東京のほぼ中央に位置するため「東京のへそ」という異名も持つ。
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