神社ではどんな厄払いが受けられるの?
気軽にできる厄落としの方法はあるの?
日本では古来から、ある年齢になると厄年を迎えると言われています。
厄年になると、通年よりも苦難が多く降り掛かると言われているため、この厄を落としてもらうために多くの人が神社へ行って厄払いをしてもらおうと考えます。
ですが、実際に何歳が厄年なのかどういった手順で厄払いをしてもらうのか、しっかり把握できていないのではないでしょうか?
そこで今回は、厄年や厄払いを受ける際の流れに関する詳しい情報をお伝えしていきます。
厄年を迎えた時、安心して過ごせるようこの記事の情報を参考にしておきましょう。
- 厄年を迎えた時、神社へ行けば厄払いをしてもらえる
- 厄払いに掛かる祈祷料は、5,000円〜10,000万円くらいが相場
- 厄払いは自らの厄を振り落とす儀式で、厄落としは厄がつかないようにする儀式
- 厄年は基本的に決められており、男性と女性でそれぞれ年齢が違う
- 厄年の年齢でなくても、災いが続いた時には厄払いをしてもらうと良い
- 断捨離など、自宅でも気軽にできる厄落としの方法がある
神社で受けられる厄払いとは
日本では古来から「厄年」という概念が定められています。
詳しい年齢については、後の項目で説明しますが、この厄年を迎えた際多くの人は厄を落とすために神社へ行って「厄払い」をしてもらいます。
厄落としの方法は、主に神官による御祈祷で神社境内の本殿にて行われることが多いです。
厄払いのために掛かる料金は、5,000円〜10,000円程度が相場で祈祷時間は10分前後です。
料金や時間や手順は、各神社によって違いますので、事前にリサーチしてから行きましょう。
厄払いと厄除けの違い
「厄払い」とは、自身の中にある厄を落としてもらうための儀式で、主に神社で行われます。
既に自分には厄が付いているという前提の元に、行うというわけです。
これに対し「厄除け」は、厄を寄せ付けないようにするための儀式でこちらは主にお寺で行われることが多いです。
今は自分に厄が付いていないことを前提としており、これからも付かないようにするという目的で行います。
似ているようでも、実は前提が大きく違うんですね!
神社で厄払いを受ける時の流れ
神社で厄払いを受ける時の、実際の流れを以下にまとめました。
予約は神社によって必須でない場合もありますが、できるだけ事前に問い合わせ、日時を決めておきましょう。
当日着て行く服もある程度決め、祈祷料も新札で用意し、封筒に入れておくなど、準備をしておくといいですよ!
祈祷の時間よりも10分以上前に、神社の社務所へ行って受付を済ませましょう。
受付の際には、住所氏名等を記入したり、祈祷料を渡したり、本殿へ案内してもらったりといった時間が掛かりますので、余裕を持って行動してください。
厄払いの時間になったら、いよいよ神官による御祈祷が行われます。
どういった姿勢でいれば良いのか、何を唱えれば良いのかなどは各神社によって違い、神官から説明してもらえるはずですので、それに従いましょう。
厄払いの儀式が終わったら、帰りに御札や御守などを受け取るのが一般的です。
挨拶をし、すみやかに帰宅しましょう。
境内を散策したり、神社グッズを購入したりしたければ、それも良いでしょう。
厄年の年齢一覧
厄年は、実年齢ではなく「数え年」の年齢でカウントします。
数え年の場合、生まれた時点が0歳ではなく1歳になります。
そこから、正月を過ぎるタイミングで全員が同時に1歳年をとります。
まずは、自分の年齢が数え年で何歳になるのかを把握してから、以下の表を参照してください。
男性
前厄 | 本厄 | 後厄 |
---|---|---|
24歳 | 25歳 | 26歳 |
41歳 | 42歳 | 43歳 |
60歳 | 61歳 | 62歳 |
女性
前厄 | 本厄 | 後厄 |
---|---|---|
18歳 | 19歳 | 20歳 |
32歳 | 33歳 | 34歳 |
36歳 | 37歳 | 38歳 |
厄落としの方法
自宅でも気軽にできる厄落としの方法について、以下にまとめました。
- 身近にあるものを断捨離する
- アクセサリーやお金を十字路に落とす
- 家族や友人にご飯を振る舞う
詳細について、解説していきます。
身近にあるものを断捨離する
自宅で簡単にできて、しかも最も効果の高い厄落としの方法と言えば、それは間違いなく断捨離です。
高額を支払って祈祷を行ってもらったとしても、自宅が不要なもので溢れ返っていたら意味がないと言っても過言ではありません。
持ち物が多いと人間は、その物から、それぞれ多大なエネルギーを受け取ることになるため、キャパオーバーになってしまい、パフォーマンスが落ちてしまいます。
これは、パソコンに不要なアプリケーションを入れっぱなしにしておくと、挙動が遅くなるのと同じようなことです。
使っていないものを処分すると、本当にスッキリして運気がアップしますよ!
アクセサリーやお金を十字路に落とす
昔から、使い慣れているアクセサリーや、紙に包んだお金を十字路に落とすと、それが厄落としになるという風習が一部の地域で語り継がれて来ました。
科学的な根拠があるかというと、断捨離ほど明確に説明ができるようなものではありませんが、おまじない的感覚で試してみると良いでしょう。
ただし、公道の十字路にモノを落とす際には、充分周囲に注意してください。
車や人が来ない道を選び、落としたものはきちんと持ち帰るようにしましょう。
マナーを守ることが大前提です!
家族や友人にご飯を振る舞う
厄年を迎えたり、災いが続いたりする時には、人に良いことをすると、徳を積むことができ、同時に厄を落とすこともできると言われています。
ちなみに、幸運に恵まれ過ぎていると感じた際にも、同じことをすると良いでしょう。
最も気軽にできる良いことと言えば、食事に誘いごちそうをしてあげることでしょう。
ただし、今は感染症などの問題も取り沙汰されていますので、本末転倒にならないよう様子を見て判断するようにしてください。
ご飯をごちそうできなかったとしても、周りの人に親切にしてあげる気持ちが大切です。
神社で受けられる厄払いに関するQ&A
神社で厄払いを受ける際、多くの人が疑問に感じることを以下の通りまとめました。
- 厄払いを受けるのに必要な金額は?
- 厄払いを受ける際の適切な服装は?
- 厄払いを代理で受けることはできますか?
詳細について、解説していきます。
厄払いを受けるのに必要な金額は?
厄払いの相場は、5,000円〜10,000円です。
神社によって、料金が設定されている場合もあれば、「お気持ち」という曖昧な言葉で表現されている場合もあるでしょう。
よくわからない場合は、最低でも5,000円を準備しておけば大丈夫です。
また、祈祷料を支払う際には新札を用意し、封筒やふくさに入れて渡すようにしてください。
新札は銀行へ行けば手に入りますよ!
厄払いを受ける際の適切な服装は?
厄払いを受ける際には、神社内の本殿へ上がることになりますので、正装に近い服装で出向くようにしましょう。
Tシャツやパーカーなどの、カジュアルな服は避け、襟のついているボタンシャツや、スーツなど、フォーマルな服を選ぶようにしてください。
また、儀式の最中には、帽子、サングラス、イヤホン等を外すようにしてください。
マスクに関しては、感染症の問題がありますので、各神社の定めるルールに従いましょう。
着物を着ていれば完璧ですが、無理をする必要は全くありませんよ!
厄払いを代理で受けることはできますか?
厄払いは、基本的に厄を落としたい本人が受けるものです。
しかし、本人の体調が悪かったり、どうしても都合で神社へ出向けなかったりする場合には、代理の人が厄払いを受けることも可能です。
ただし、この辺りに関しては、神社によって考え方が違う可能性もありますので、事前に問い合わせを行うと良いでしょう。
本質は、厄払いを希望している本人が「これで厄を落とせた」と思えるかどうかでしょう。
厄を落とせた感覚に包まれ、安心できるのであれば、代理の人が受けたとしても効果があると言えます。
【まとめ】神社で受けられる厄払い
神社で受けられる厄払いについて、詳細や手順など解説させてもらいました。
厄年の概念は、必ずしも受け入れなくてはいけないものでもないため、気が進まない場合は厄払いの儀式をやってもらう必要はないでしょう。
ただ、人間は元々スピリチュアルな存在ですから人々の思念や環境からの影響を潜在意識で受けやすいです。
だからこそ、厄年と知っていて微妙に不安を感じながら過ごすよりも、たまには神社へ行き神聖な場所で崇高な儀式を行ってもらうことで気持ちに区切りをつけると良いでしょう。
大宮八幡宮の紹介
大宮八幡宮は、主祭神である応神天皇とその父母を祀る神社。
御祭神に親子三神を祀ることから、とくに子育て・安産に御利益があるとされている。
また、東京のほぼ中央に位置するため「東京のへそ」という異名も持つ。
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