大宮の四季と花
大宮八幡宮の鎮守の社は、とても自然が豊かです。
1年を通して、季節感にあふれ、その時々の素顔を私たちに見せてくれます。
野鳥や昆虫の宝庫としても知られています。
その一端をここに紹介致します。
※地図上の、アルファベットで示されたポイントをクリックすると、
各場所の詳細をご覧いただけます。
A. さくら
【バラ科サクラ属】
見頃:3月中旬〜4月上旬
春のお花見シーズン、大宮八幡宮を中心とする和田堀公園(旧境内)一帯は善福寺川沿いに数千本の桜が妍を競い、まさに桜一色となります。当宮では、これら桜の開花に合わせ3月の下旬から4月上旬まで「大宮八幡 桜まつり」を開催致します。
この間の土・日曜に限り、夜間参拝(午後8時まで開門、開門中は和田堀公園への通行が可能)が行われます。
また、期間中の2日間、それぞれ午後6時より「夜桜の神遊び」として、雅楽と神楽舞の奉納演奏が行われ、境内はライトアップされた桜 に篝火の炎揺らめく幻想的な雰囲気の中で響き渡る雅楽の音色、ご陪観の皆様には風情たっぷりの夜桜をお楽しみ戴いております。
A. 八重桜(ボタン桜)
【バラ科サクラ属】
見頃:4月中旬〜5月上旬
B. 桜(御衣黄)
【バラ科サクラ属】
見頃:4月下旬
C. ツツジ(躑躅)
【ツツジ科ツツジ属】
見頃:4月下旬〜5月中旬
5月の開花時には風光一変して花の山となることから「山照らしつつじ」と呼ばれています。
D. 花菖蒲
【アヤメ科アヤメ属】
見頃:5月下旬〜6月中旬
D. 紫陽花(アジサイ)
【アジサイ科アジサイ属】
見頃:5月下旬〜6月中旬
大宮八幡宮では、5月の下旬〜6月中旬にかけて咲いております。「杉並大宮さつき展」と併せて境内に展示されます。
E. 菩提樹
【シナノキ科シナノキ属】
見頃:6月中旬
社殿前で大空をさして幾重にも枝を茂らせる菩提樹。松平秀康公の夫人で当宮を篤く崇敬された清涼院のお手植えと伝えられております。
6月の中旬には、写真のように淡黄色の小花を一面 につけ、清楚な気品のある香りを漂わせます。花が散ると樹下は一面、黄色のジュータンを敷いたようになります。
F. 大賀蓮(縄文蓮)
【ハス科ハス属】
見頃:7月上旬〜8月上旬
昭和26年(1951)故大賀一郎博士が千葉県検見川の泥炭層の中より2,000年前の古ハスの実を発掘、発芽に成功され世界的に有名になった大賀蓮。
御鎮座940年の奉祝記念として切画師の風祭竜二氏を通じ、神奈川県在住の博士の甥の神門長良氏より平成16年3月3日に奉納されたものです。
G. 菊
【キク科キク属】
見頃:9月上旬・10月下旬〜11月下旬
9月9日の重陽の節句の「陽」とは太陽であり、数でいうと奇数を表します。重陽は陽数の極みである九が重なるという意味で重陽の頃咲く花が菊であったことから、菊の節句とも呼び慣わしてきました。当宮ではこの「菊被綿」を再現、毎年9月9日より敬老の日まで公開しております。
菊被綿は重陽の前日の9月8日に菊の花を白、赤、黄の真綿で覆って菊の香を移し、9日の朝、朝露で湿ったこの真綿を顔にあてて若さを保とうとするものです。
また、杉並区内外在住の菊愛好家の方々によって、丹精込めて作られた数々の作品が出品される「杉並大宮菊花展」。今年度は10月下旬から11月下旬にかけて当宮境内(神門内特別展示場)で開催されます。
H. 銀杏
【イチョウ科イチョウ属】
見頃:11月中旬〜12月上旬
神門の両袖に梢高く茂り合っているのが夫婦銀杏。(めおといちょう)
参道から神門をくぐるとそのまま見過ごしてしまうこともありますが、出るときに見上げてびっくり。夫婦和合のシンボル。
11月ともなると、秋風に色づいて、七五三詣に賑わう境内に彩 りをそえてくれます。男銀杏の高さは約26m。
I. 大宮桜
【バラ科サクラ属】
見頃:12月〜3月