小笠原流
蟇目(ひきめ)の儀
・大的式
日時:
1月 2日 10:00
場所: 境内
元旦が明け、翌2日には神楽殿前の特設の射場において新春除魔神事「小笠原流 蟇目の儀・大的式」が行われます。 蟇目の儀は小笠原流の重要な儀式であり、修行を重ね、それにより選ばれた者がその技をもって、ご神前や多くの人々の前で、弓矢の徳威に依り、天下の邪悪を祓い清める神事として行われます。従ってこの儀式の中には、天下泰平・国家安穏・家内繁昌などを祈念する心を示す動作が多く入っております。その意味でも、年の始めや神事の始めなどに執り行われております。この蟇目の儀の「蟇目」とは、矢の先につけた蟇目鏑(ひきめかぶら)のことで、木を挽いて削りその形が蟇蛙(ひきがえる)に似たところから蟇目といわれています。この蟇目鏑矢で射ると風を切り、「ヒュー」と云う音を発し、その音によって魔性を退散させるのです。 当宮に於ける、小笠原流古式の諸行事の奉納は昭和43年からで、大宮八幡宮の神事として、秋の大祭には三々九手挟式又は草鹿式を、年始めの神事には蟇目の儀と大的式が第31代宗家小笠原清忠氏等一門の皆様によって奉納されております。 また、平成25年の大宮八幡宮御鎮座950年式年大祭奉祝の中心的行事として、5月26日午前、境内表参道の特設馬場を会場に「小笠原流 流鏑馬神事」が斎行されました。